オフ会を開催するときの注意点

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LINEヤフー株式会社が提供するコミュニケーションアプリ【LINE】には、さまざまな機能が搭載されています。今回、その中で注目するのは「オープンチャット」に備わっている「イベント」機能についてです。この機能を利用することで、ユーザーは簡単にイベントを企画・開催することができます。

利用手順としては、トークルーム画面の左下にある「+」ボタンをクリックすると、いくつかのオプションが表示され、その中に「イベント」が含まれています。この「イベント」を選択することで、新たなイベントトピックを作成し、いわゆるオフ会などの集まりを開催することが可能になります。

しかし、この便利なイベント機能を活用する際には、いくつかの留意点があります。特に「出会い行為」に関するガイドラインを理解しておくことが最重要です。オフ会の企画や開催においても、この点をしっかりと踏まえる必要があります。まずは、「出会い行為」とは何か、その線引きについて確認していくことが、トラブルを避けるためにも大切です。

オープンチャットのイベント機能は非常に有用である一方、利用する際には適切なルールやガイドラインに従うことが求められます。これらを理解し、守ることで、安全かつ円滑なイベントの運営が可能になります。

出会い行為の禁止

オープンチャット事務局による『「出会い行為」の取り締まり強化について』という下記ページを基に解説します。

交際相手を求める行為や出会いを目的とする行為」は禁止です
こちらのご案内は、オープンチャットにおける禁止事項である「交際相手を求める行為や出会いを目的とする行為」への警告と注意喚起です。安心安全にオープンチャットをご利用いただくためご確認をお願いいたします。

『「出会い行為」と判断されるオープンチャットとは』の一文に、以下のような特徴を有するオープンチャットが「出会い行為」に当てはまるとあります。

地域や年代を限定し、年齢や性別など実際の自分のプロフィールや顔写真、婚姻ステータス(独身、既婚、など)を掲載している

部分的に当てはまる場合でも総合的に判断される、とも補足で注意書きされています。

まず大前提として、健全か不健全かということが重要です。故に、地域に関しては、地域を限定した災害情報の共有や飲食店のグルメ情報交換などが該当します。年代に関しては、受験生同士が勉強方法や勉強時間、勉強環境について相談するチャットが含まれます。婚姻ステータスに関しては、子育てに関するお悩み相談部屋などが例として挙げられます。これらの用途では、健全な目的であれば「出会い行為」に該当しない可能性があります。

要は、健全に利用すれば問題は無いということですが、根拠を示して「それはダメだ」と言っても違反行為を行う者が後を絶たないのが現状です。特に「出会い行為」だけでなく、その他の違反行為や迷惑行為も頻発しています。わたしが管理するオープンチャットルームでは、「出会い行為」に限らず、あらゆる違反行為や迷惑行為に対して厳格に対処していきます。

オフ会について

それでは、本題に移りたいと思います。先程のオープンチャット事務局のリンク先を基に、オフ会の注意点を説明していきます。

Q4. オフ会を頻繁に行っているオープンチャットが削除されていないのはなぜですか?

A. オープンチャットでは、オフ会そのものを禁止しているのではなく、そのオープンチャットのトピックに沿った形で明確かつ健全なオフ会を行うことは基本的に問題がないと考えております。ただし、その目的が不明確であったり、「出会い」目的が疑われたりする場合には削除される可能性があります。

ここで注目したいのは、オフ会の目的が明確であるというところです。単に食事会やカラオケを楽しむだけの集まりであれば、たとえそれが健全なものであっても目的が不明瞭と見なされることがあります。地域系コミュニティであれば、地域の食文化について語り合う集まりや、カフェ巡りをテーマにした集会などが望ましいです。音楽系のコミュニティであれば、ミュージシャンのファン同士が集まる会合や、好きな音楽について議論する場が適切でしょう。このように、明確な目的を設定することで、オフ会が健全なものとして認められる可能性が高まります。

以前のオープンチャット事務局のガイドラインでは、オフ会に関する規定が曖昧で、何が問題となるかが明確ではありませんでした。その結果、連絡先交換や出会いを目的とするオフ会が大きな問題として浮上してきたのだろうとは思いますが、今まで線引き自体が不明瞭でした。とは言っても、もともと健全に使っている人たちにとっては、それでも問題はありませんでした。ただ、説明のしづらさはありました。

言わなくても分かる人、言ったらわかる人、言ってもわからない人がいたとして、このオープンチャット事務局による『「出会い行為」の取り締まり強化について』で指針が以前より明確に示されたことで、利用者は何が許容される行為で、何が問題視されるのかをより具体的に理解できるようになりました。これにより、「言ったらわかる人」への説明が格段に容易になったので、コミュニティ内でのトラブルや誤解が減少し、健全な利用者がガイドラインを遵守しやすくなったのです。

まとめ

オフ会を開催する際は、その目的を明確かつ健全に設定することが重要です。オープンチャットのガイドラインを遵守し、コミュニティの趣旨に合ったオフ会を企画することで、運営側からの不当な削除も最小限に抑えられ、安心して楽しい時間を過ごすことができます。オープンチャット事務局のガイドラインを理解し、それに沿った形でオフ会を運営することが、長期的に健全なコミュニティを維持するための鍵となります。

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