趣味が欲しい
ある日の休日の朝、自然と目が覚めて何気なく時計を見ると、睡眠時間は平日と大して変わらないのに、目がパッチリと冴えてとてもスッキリした状態であることを認識する。平日の朝はいつも、気だるさと二度寝したい気持ちに苛まれるのに、なんと目覚めの良い朝なのだろうか。
清々しい気持ちで起き上がり、ダラダラと暇を潰すように時間が過ぎて行く。。。
そう、暇なのだ。特にこれと言った趣味のない私は、休日の午前中をとてつもなく無駄に過ごしていることに、ふと気がついてしまった。そして思った。趣味が欲しいと。
好きなことを趣味にする
かつて私にも趣味と言えるものがあった。音楽だ。演奏するほうではなく、聴くほうなのですが、好きなミュージシャンのLIVEに行ったり、毎週のようにカラオケに行ったり精力的に趣味活動を行っていました。
しかし、今は熱が冷めたかのようにLIVEにもカラオケにも行っていません。嫌いになった訳ではなく、好きは好きなのですが、音楽という情熱に対する体温が平熱になったといった具合です。
再熱したら良いのだけれど、そう簡単なものではありません。それならば、いっそ新しい趣味を開拓した方が近道だし、知識の幅も広がるのではないだろうかと思い至りました。
かつてあれほど熱を帯びた音楽を例にすると、やはりシンプルに好きなモノやコトを趣味に結びつけるのがいいだろうと考えを巡らせてみました。
大きく分けると、運動系と文化系とがあります。サッカーも野球もテニスも日頃興味を持って観戦していないので、ここは文化系をセレクトすることに。漫画は読まないけどアニメはよく観ます。アニメを観ていて、このオープニング/エンディングテーマ良いなと感じたら、お風呂で鼻歌を歌ったりしてしまいます。そう突き詰めて考えてみると、私の中で音楽はまだ生きていることが分かり、再確認することができて何故か嬉しかったです。
では、好きなアニメは何かと言うと、最近見た中では「ゆるキャン△」「夏目友人帳」「氷菓」などが挙げられます。
「夏目友人帳」は、妖怪と人間が織り成す絆の物語。
「氷菓」は、高校生の日常系謎解きアニメ。作画が丁寧で、特に背景が丁寧に描かれていて綺麗な作品です。
そして、振り返ってみると、休日の午前中にダラダラと暇を潰すように観ていたのは、何を隠そう録り溜めたアニメなのでした。
正に灯台もと暗し、幸せの青い鳥でした。あまりにも近くにあり過ぎて、その尊さに気づけていなかったなんて自分にビックリです。
友達と趣味を共有する
そんなことがあってから数週間が過ぎた頃、一人でアニメを観て楽しむのも良いのですが、共通の趣味のアニメを通して他者と繋がりを持つのも楽しいものだと思うようになってきました。
交流するのはもちろんのこと、アニメのことを書いている人のブログを読んでみたり、そこから知らないアニメを知ったりするのも楽しいです。
まとめ
今まで何気なく観ていたアニメを趣味と認識することで、心の空白が少しは埋まったような感じがしました。何かに没頭する、何かに打ち込むというのはとても良いものですね。
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