携帯電話が都市部のみならず地方都市部の高校生世代にまで普及した2004年頃、多くのSNSが誕生しました。この頃、地方都市部のイケてる中学生は携帯電話を持っていたと思いますが、中学生世代に普及するまでには、それから数年を要したと思われます。
時代は進みガラケーからスマホへ移り変わると、端末の処理容量とスピードは格段に向上し、それと共に既存のSNSには機能が追加されてより便利に進化しました。更に、新しいSNSが誕生して現在に至ります。
このような歴史を経て、今ではたくさんのSNSが運営されています。皆さんは何かしらのSNSを利用しているでしょうか。そして、SNSを使いこなせているでしょうか?
SNSとの付き合い方
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス:Social Networking Service)は、情報発信と情報入手あるいは情報交換をする時にとても便利なコミュニケーションツールです。
災害時に情報を得たり発信したりと便利な反面、使い方によっては不用意な行動や発言が火種となって炎上したり犯罪の入口にもなり得るという、両方の側面を持っています。普通に使っていれば安全で便利なツールとなります。「普通」という言葉の定義は人によって幅があるので説明が難しい言葉ですが、自分がされて嫌だと思うことはしない、というのが基本となります。
- 暇つぶし
- リアルの友達との連絡・交流手段
- ネット上の友達が欲しい
- 趣味が合う友達と交流するため
- 新しい友達が欲しい
- 好きな芸能人のTwitterやブログを読むため
- 世界のトレンドやニュースを知るため
- みんな使ってるからなんとなく
友達を作る
いきなり友達申請やフォローをすると不審がられるので、まずは気になるブログにコメントをしたり、Twitterならばツイート(つぶやき)にリプライ(返信)や「いいね!」をして徐々に仲良くなっていく流れになるかと思います。
しかしながら、せっかく仲良くなっても、学生から社会人になったり、趣味が変わったり、引越しをしたタイミングなどによりだんだん連絡を取らなくなってしまう、あるいはSNS自体が過疎化してログインしなくなったりといったパターンがわりと多いようです。5年、10年経っても連絡を取り続けているというのはとても稀有な関係だと思います。
SNSを使ってみる
登録だけして使っていなかったTwitterアカウント「@HydeBlog」を思い出したので、ブログの拡張ツールとしてこれから使っていこうと思います。まずはブログ記事を書いた時に更新を広く知らせるところから始めようと思います。
他のSNSもブログを中心に活用していこうと思います!
主なSNS一覧
https://twitter.com/
2006年7月にObvious社(現:Twitter社)が開始したウェブサービス。その後、2007年5月にTwitter社が設立されました。
投稿を指す「tweet(ツイート)」は「鳥の囀り」を意味する英語であり、日本語では「呟き」と意訳されています。
just setting up my twttr
— jack (@jack) March 21, 2006
上記は、共同創業者であるジャック・ドーシーが世界で初めて投稿したツイートです。「今、Twttrっていうサービスを立ち上げたよ」という意味です。サービス名は後に「Twitter」に改名されました。
※Obvious(オブビアウス):[意味] 明らかな、明白な、見てすぐわかる、理解しやすい
LINE
http://line.me/
2011年6月23日にサービス開始。
LINEは、韓国NHN株式会社(現:ネイバー株式会社)傘下の日本法人NHN Japan株式会社(現:LINE株式会社)が開発したアプリケーションソフトです。2000年11月設立のNHN Japan株式会社は、2013年に現在のLINE株式会社となりました。
NHN創業者の李海珍(イ・ヘジン)が、家族や親戚と連絡を取ろうとする東日本大震災被災者の映像を見て発案し、日本に滞在した李海珍推進のもとNHN JAPANが開発プロジェクトを担当しました。開発陣の国籍は日本、韓国、米国、中国など。企業の国籍を問われれば、韓国と日本のハーフで日本生まれ日本育ちといった感じでしょうか。
https://www.instagram.com/
Instagram(インスタグラム)は、無料の写真共有アプリケーション。2010年10月6日、アップルのApp Storeに登場しました。
2014年2月に日本語アカウントが開設され、日本では略して「インスタ」と呼ばれることもあります。多くのフォロワーを持ち強い影響力を持つ人たちはインスタグラマーと呼ばれています。
https://www.facebook.com/
2004年、マーク・エリオット・ザッカーバーグ(Mark Elliot Zuckerberg)はルームメイトらと共にハーバード大学の学生が交流を図るための「Thefacebook」という実名登録制のサービスを開始した。最初は「The」が付いていました。その数日後、スタンフォード大学やコロンビア大学、イェール大学などのアイビー・リーグの学生にも開放した。2006年初頭には全米の高校生に開放し、2006年9月までには一般に開放され、世界中の誰もが利用できるようになった。日本語版は2008年に公開。
欧米では2011年後半頃、日本では2014年後半頃にピークを迎え、平行線から下降線を辿るとFacebook離れが進んで頭打ち傾向となった。Facebook疲れ・SNS疲れという言葉も生まれた。
前略プロフィール(サービス終了)
2002年に株式会社キープライムにて「前略プロフィール」をローンチ。通称「前略プロフ」「前略」。2004年に株式会社キープライムを楽天株式会社に譲渡し子会社となる。
開発者の篠田 裕輔(本名:篠田 唯)によると、「様々なサイトやブログで2004年サービス開始と書かれているが、2002年と記憶している」とのこと。また、2004年に、楽天の子会社になったときに、C言語から当時一番メジャーだったPHPで書き直されたそうです。
2000年代後半に爆発的な人気を誇った前略プロフは、日本でSNSの先駆けとなる存在で、SNSの元祖とも言われています。
2011年、DeNAの球界参入に反対する楽天は、DeNAが運営する「モバゲー」を出会い系と批判した所、当サイトの存在を指摘され「お前が言うなwww」と大炎上。2012年1月1日に楽天からザッパラスへ譲渡されることとなった。
他SNSの波に押され、2016年9月30日にサービス終了。
※ローンチとは、新しい商品やサービスを世に送り出すこと。また、インターネット上においても、WebサイトやWebアプリケーションを新たに公開・開始する場合などに用いられる。
mixi
https://mixi.jp/
2004年2月にサービス開始。当初は、既に入会している登録ユーザーから招待を受けないと利用登録ができない完全招待制を採用していました。この頃は、健全で安心感のある居心地の良いコミュニティーを維持していました。
2010年3月1日より招待状がなくても登録できるようになると、新規ユーザーが増えましたが同時に変な業者も増えて環境は悪化しました。その後のmixi衰退の一因とも言えます。
GREE
http://gree.jp/
2004年2月にサービスをスタート。2004年12月に設立されたグリー株式会社によってGREEの本格的な運営が開始されました。
2012年6月期には1582億だった売上高も、18年6月期は589億円に激減。実に最盛期の3分の1となってしまった原因とされているのが、2012年に社会問題化したコンプリートガチャ問題です。消費者庁より景品表示法に抵触するとの指摘を受けたことで、グリー、DeNAをはじめとする各ゲーム会社はコンプガチャを終了させました。
コンプガチャの問題があった2012年頃というのは、ちょうど携帯電話がガラケーからスマートフォンへとシフトする時期でした。DeNAは早いうちからスマホ向けプラットフォームへとシフトしたため、ケータイゲームに起きた変革の波をうまく乗り越えられました。しかし、グリーは波に乗り遅れて凋落。
2018年、VTuber(バーチャルYouTuber)事業に参入。同年秋頃にスマホだけで誰でも簡単に3Dアバターの作成から配信までを行うことがきるアプリ「REALITY Avatar」のα版も提供予定。今後の動向が気になります。
Mobage(モバゲー)
http://mbga.jp/
2006年2月7日に「モバゲータウン」のサービスが開始。2011年3月28日にグローバル化を意識してサービス名称を「Mobage(読み:モバゲー)」に変更。
DeNAは2011年12月1日、東京放送ホールディングス(TBSHD)から球団株式の譲渡を受け横浜ベイスターズ改め「横浜DeNAベイスターズ」が誕生。また、Yahoo!と提携してPC版モバゲー&ゲームを、NTTドコモとの共同出資企業「株式会社エブリスタ」では小説やコミックを投稿するコミュニティーサイトを運営するなど、手広く事業を展開してうまく立ち回っている印象がします。
Ameba Blog(アメーバブログ)
https://ameblo.jp/
サイバーエージェントは、2004年9月15日からブログを中心とした「アメーバブログ(通称:アメブロ)」を開始し、2009年2月には仮想空間アバターサービス「アメーバピグ」を開始しました。
芸能人・有名人のブログがたくさん開設されているので、見るだけでも楽しめます。
Google+
https://plus.google.com/
2011年6月、プロジェクトに1年間を費やした末にサービスが開始されました。
2018年10月8日、米グーグル社は「Google+ People API」のバグにより利用者の個人情報が漏洩した可能があることを認めた上でGoogle+の個人向けサービスを10ヶ月の間に段階的に終了するとして、2019年8月で完全に終了すると発表。Googleは2018年3月にこのAPIのバグを発見し、直ちに修正したという。しかし、個人情報漏洩の問題を半年前に判っていたにも関わらず、公表しなかったのは隠蔽するつもりだったのではないかという情報もあります。なお、企業向けGoogle+はこの影響を受けておらず、社内コミュニケーションツールとして活用されていることもあり、提供を続けるとのこと。
FacebookやLinkedinなどのSNSに対抗すると期待されたサービスでしたが、あまり流行らず利用者が少かったことがサービス終了の大きな理由のようです。個人的にも使いづらいと感じました。ブログのシェアボタンに何となく追加してるといった感じで、Google+自体は使っていませんでした。
YouTube
https://www.youtube.com/
Youは「あなた」、Tubeは「ブラウン管(テレビ)」という意味。もともとYouTube, LLCが運営していましたか、2006年10月9日にGoogleが買収。
YouTube社は、動画投稿者に対して一定の割合の広告収入を認める制度「YouTubeパートナープログラム」を2007年5月頃に開始。2011年4月には一般ユーザーにも開放しました。
YouTuberとは、継続的に自作の動画を公開する人物・集団を指す名称です。そして、YouTubeの動画再生によって得られる広告収入を主な収入源として生活する人物を指します。
2017年4月以降は総再生回数が10,000回以上ではないとパートナープログラムへの参加が認められなくなりましたが、2018年2月からは更に過去12か月間の総再生時間が4,000時間以上、かつチャンネル登録者数が1,000人以上と、より厳しい条件に引き上げられました。
まとめ
SNSについて調べていたら意外と簡単に作れそうだったので、SNSを纏めたプロフィールとコミュニティー機能を備えたSNSっぽいものを作ってみました。
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