自由の女神の正式名称は、「世界を照らす自由 (Liberty Enlightening the World) 」と言います。
自由の女神(Statue of Liberty)
マンハッタンからフェリーで15分、ニューヨーク港リバティー島にある「自由の女神」は、アメリカ合衆国独立100周年を記念に、友情と自由と民主主義の象徴としてフランスから贈呈されました。また、1984年にユネスコの世界遺産に登録されていて、常に観光客を魅了しています。
リバティ島から見るマンハッタンの風景もとても素敵なので、マンハッタンの風景をバックに写真撮影をするのもお勧めです。
チケットの購入方法
その1:「スタチュー・クルーズ」を購入する
自由の女神行き専用フェリーのチケットは、公式サイトから購入します。4種類のチケットがあります。オンラインで購入手続きを済ませたらチケットのバウチャーを出力し、それを忘れずに持って行ってください。
「スタチュー・クルーズ」公式:https://www.statuecruises.com/statue-liberty-and-ellis-island-tickets#/
- 1.Reserve Ticket:往復フェリー、エリス島にある博物館、オーディオガイド、自由の女神の足元までのアクセスのみです。自由の女神の中には入れません。
【料金】大人 18.50ドル(約2,100円)、シニア(62歳以上) 14ドル(約1,600円)、子供(4〜12歳)9ドル(約1,000円)
- 2.Pedestal Reserve Ticket:「1」に加えて、自由の女神の内部にある台座と博物館にアクセスできるようになります。事前に予約が必要。また、一日あたりの予約可能人数には制限があります。
【料金】大人 18.50ドル(約2,100円)、シニア(62歳以上) 14ドル(約1,600円)、子供(4〜12歳)9ドル(約1,000円)
- 3.Crown Reserve Ticket:「2」に加えて、自由の女神の頂上部である王冠にまでアクセスできるようになります。最も人気がある入手困難なチケット。最低でも3、4ヶ月前に予約受付をしないと予約が取れません。(予約できるのは最長6ヶ月先まで)台座から王冠部分までのアクセスには162段の狭い階段が含まれるので、身長4フィート(122cm)以上で自力で階段を上ることが可能であることが参加の条件となっています。
【料金】大人 21.50ドル(約2,400円)、シニア(62歳以上) 17ドル(約1,900円)、子供(4〜12歳)12ドル(約1,350円)
- 4.Hard Hat Reserve Ticket:「1」に加えて、エリス島の南側で90分のガイドツアーを受けられるというものです。13歳以上限定のツアーで、18歳未満の参加者は保護者同伴必須。自力で階段を上ることが可能であることが参加の条件となっています。また、つま先の閉じた靴の着用の義務があります。
【料金】大人 53.50ドル(約6,000円)、シニア(62歳以上) 49ドル(約5,500円)
「1.Reserve Ticket」は、現地で当日購入が可能な場合もあります。ただし、その場合には、チケットブースに長蛇の列ができていることに加え、セキュリティチェックにも多くの時間が必要となります。「1.Reserve Ticket」を購入する場合でも、事前予約がお勧めです。
その2:「ニューヨークシティパス」を利用する
「自由の女神」観光へは、「ニューヨークシティパス(NY CityPASS)」を利用する方法もあります。
ニューヨークの定番の観光地6ヵ所を選んで周れる「ニューヨーク シティパス」は、モバイルパスとして、または紙印刷して利用することができる便利なパスです。列に並ばなくていい上に割引率も高いので、お金と時間の節約にもなります。沢山の場所を観光したい方にお勧めです。
「NYシティパス」公式サイト:https://www.citypass.com/new-york
- エンパイアステートビル展望台
- メトロポリタン美術館
- アメリカ自然史博物館(Natural History Musium)
- 自由の女神&エリス島 or サークルライン観光クルーズ
- トップオブザロック or グッゲンハイム美術館
- 9/11メモリアル or イントレピッド
(※ 4、5、6は、2つのうちどちらか1つだけ選択して訪れることができます)
「ニューヨークシティパス」と「ニューヨークパス」の違い
ニューヨークパス | 1〜10日(チケットにより日数が異なる) | 最大80ヶ所 |
---|---|---|
ニューヨークシティパス | 9日間 | 最大6ヶ所(9ヶ所中) |
無制限パスチケット「ニューヨークパス(THE NEWYORK PASS)」というパスもあります。
ニューヨークパスは、日数によりチケット料金が異なります。そのため、ニューヨークの滞在が1日しかない方でも、ニューヨークパス1日券を購入すれば、各スポットのチケット料金を気にすることなく、存分にニューヨーク観光を楽しめます。
一方、ニューヨークシティパスの場合、最低でも3日はないと、すべて周るのは厳しいでしょう。
「自由の女神」観光の流れ
チケットを購入する
リバティ島へはフェリー船で向かいます。ニュージャージー州ジャージーシティあるリバティステートパークから出発するものと、ニューヨーク州マンハッタン島南端のバッテリーパークから出発するものがあります。
今回は、バッテリーパークからリバティ島へ行くルートを紹介します。
フェリー乗り場がある最寄り駅までは、地下鉄で移動しましょう。3つの路線があり、以下が最寄り駅になります。
- サウスフェリー駅(South Ferry Loop Station)
- ホワイトホール駅(Whitehall Station)
- ボウリンググリーン駅(Bowling Green Station)
最寄り駅に着いたらまずは、「バッテリーパーク」を目指します。次に、バッテリーパークの中にある城壁跡のような情緒溢れる建物の「キャッスルクリントン・ナショナル・モニュメント」を目指します。そこに「チケットオフィス」と呼ばれるチケットを販売する場所があるので、そこでバウチャーをチケットに交換、及びシティパスの交換をします。また、チケットは当日に購入することも可能です。
「バッテリーパーク」公式サイト:https://www.nycgovparks.org/parks/battery-park
「キャッスルクリントン・モニュメント」の公式サイト:https://www.nps.gov/cacl/index.htm
「スタチュー・クルーズ」のフェリーは、バッテリー・パーク→リバティ島→エリス島→バッテリー・パーク、という順番で周回しています。リバティ島からバッテリー・パークへの直行便はなく、一度、エリス島を経由することになります。
「チケットオフィス」でチケットを入手します。チケットの種類に応じて窓口が異なります。
- 当日にチケットを購入される方
- 「スタチュークルーズ」のオンラインで事前にチケットを購入された方
- 「ニューヨークシティパス」をオンラインで事前に購入していて、初めて使う方
以上の方は、「チケットオフィス」で当日に購入、及び出力してきたバウチャーとチケットを交換することになります。ニューヨークシティパスを初めて使う方は、写真付きID(例えばパスポート)を用意しておいてください。また、オンラインで決済した際のクレジットカードも提示が必要です。
他のアトラクションを楽しまれて既にシティパスをお持ちの方は、通常の「チケットオフィス」ではなく、シティパス専用の窓口へ向ってください。そこでシティパスを提示すると、シティパスの中から自由の女神行きのチケットをフェリーチケットに交換してくれます。
チケットを入手したらフェリー乗り場へ向かいます。場所が分からない場合は、周りの人が歩いていくのと同じ方向へ進んでいくと辿り着けるかと思います。
フェリー内で軽食を摂ることができます。後は、リバティ島へ到着するのを待つばかりです。移りゆく景色が綺麗なので、十二分に堪能しましょう。
リバティ島へ到着、「自由の女神」観光を堪能する
リバティ島に到着後、英語が苦手な方は、日本語音声ガイドを受け取りに行きましょう。フェリーを降りて、まっすぐ歩くと右側に音声ガイダンスを無料レンタルできる小屋があります。
島は30分くらいで見て回れるくらいの小さな島です。
大きい荷物は内部に持ち込めないので、カメラやペットボトル飲料など最低限の持ち物以外は有料ロッカーに預け、インフォメーションセンターでチケットと身分証明書を見せてリストバンドを巻いてもらいます。このリストバンドは後で回収されます。
王冠までは357段。台座までは195段。
台座まで階段だと5分ほど、エレベーターだと待ち時間含め10分ほどで行けます。体力温存の為、エレベーターをお勧めします。
王冠まであと188段。台座まであと26段。
エレベーターで昇った後、更に階段を26段昇ると台座部分に到着となります。そして、初代のトーチが飾られたメインロビーへと向かいます。チェックインカウンターでリストバンドを見せて、階段を昇って行きます。
台座から王冠までは、幅60cmぐらいしかない急で狭い階段を162段登ります。休憩スペースが何ヵ所かあります。
王冠部分の展望台付近まで昇ると、最後は狭い螺旋階段になっています。非常に狭いため、一定の人数がレンジャーの方の誘導により順番に案内されます。なお、一方通行なので降りてくる人とすれ違うということはありません。
王冠の展望スペースの窓からは、トーチやクラウンの一部などを間近で見ることができる他、ニューヨーク湾の景色を一望することができます。展望スペースは、大人8名くらいしか立てないほど狭いです。
王冠に登った後は、台座部分のミュージアムを鑑賞しましょう。自由の女神の歴史や建設についての資料があり、見応えがあります。原寸大の顔や、足なども展示されています。
まとめ
リバティ島で自由の女神像を堪能したあとは、フェリー船に乗って次に停まるエリス島へ。ここは移民の島として有名で、元移民局の建物を利用した移民博物館があります。時間がある方は下船して、鑑賞してみてください。
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