クレジットカードの国際ブランドVisa・Mastercard・JCBの違いとは?

Point
クレジットカードの国際ブランドの中でも特に知名度の高い「Visa」「Mastercard」「JCB」の3つについて、それぞれの特徴を解説します。

クレジットカードの国際ブランドとは?

クレジットカードの国際ブランドとは、世界中の国や地域で利用できるカードのことである。

VisaとMasterCardは、自社でカードを発行せずライセンス提供のみで、JCBはライセンス提供とプロパーカード発行の両方を行っている。

※「プロパーカード」とは、自社が発行しているクレジットカードのこと。「JCB」の他、「アメリカン・エキスプレス(アメックス)」「ダイナースクラブ」 などがある。

VISA(ビザ)

圧倒的な加盟店数をを誇り、世界中で使いやすいクレジットカード。迷ったらVISAがおすすめ。

Mastercard(マスターカード)

世界シェア2位のカード。日本国内はもちろん、海外でも圧倒的な加盟店数を誇り、グローバルに利用できる。とくに、ヨーロッパで加盟店が多い。

JCB(ジェイシービー)

JCBは、日本唯一の国際ブランド。日本国内では加盟店数が非常に多くあるが、VisaやMastercardと比べると、海外での加盟店はまだまだ少ない。海外旅行や出張に行く機会が多い人は、JCBに加えて、VisaもしくはMastercardのクレジットカードを持っていると安心できる。

JCBのプロパーカードはJCBオリジナルシリーズと呼ばれ、様々な特典が付帯する。しかし、審査は提携カードと比較すると若干難しくなっている。

「プロパーカード」と「提携カード」の違い

  • プロパーカード:「プロパー(proper)」とは「固有のもの・独自のもの」という意味の言葉。クレジットカードにおいては、クレジットカード提供会社が自社で直接発行しているカードのことを指す。プロパーカードには、「JCB」「アメリカン・エキスプレス・カード(アメックス)」「ダイナースクラブ」などがある。プロパーカードの多くには、ゴールドカードやプラチナカードが用意されており、一部のプラチナカードはカード会社から招待を受けなければ申し込めないため、ステータス性が高いと言われている。

  • 提携カード:国際ブランドとカード会社が提携し、ライセンスを借りて発行しているクレジットカードのこと。提携カードは、条件付きで年会費無料になるカードが多いので、クレジットカード初心者におすすめ。提携カードの中でも、広義には「プロパーカード」と呼ばれる種類もある。クレジットカード会社が直接発行している「三井住友カード」や「楽天カード」などはその一例。
種別 具体例
プロパーカード アメリカン・エキスプレス・カード
JCBカード
ダイナースクラブカード
広義のプロパーカード 三井住友カード
楽天カード
アコムACマスターカード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
三井住友銀聯カードなど
提携カード イオンカード
ANAカード
Amazon Mastercard
dカードなど

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