網走ビール(網走ビール株式会社)

網走ビール

所在地 北海道網走市南6条西2丁目2番地
創業 1998年9月1日
ブランド名
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1993年頃、東京農業大学生物産業学部(北海道オホーツクキャンパス)にビールの試験醸造装置が設置され、種々の醸造研究を行っていました。1995年6月に東京農大が日本で初めて「ビールおよび発泡酒の試験醸造免許」を取得したことにより、ビール・発泡酒の本格的な醸造研究や地ビール会社からの委託試験などができるようになりました。さらに1996年12月、網走市民有志による「網走地ビール研究会」が発足しました。網走ビール研究会が企業化の方向性を示し、1998年9月に網走ビール株式会社を設立、製造内免許を1999年1月に取得して準備を進め、同年、「網走ビール館」を開業しました。2007年7月にレストランを「YAKINIKU網走ビール館」としてリニューアルし、地ビールと網走和牛を楽しめるお店として営業しています。

オホーツク地域で栽培されているビール用大麦はすべてサッポロビールの契約栽培であることから、網走ビールでは地元の大麦を使えるようにするため、サッポロビールの技術支援も受けることになり、エール、ヴァイツェン、ピルスナーの3種類のビールを中心に製造販売しました。しかし、ビールは酒税が高く、しかも地ビール会社の製造規模では製造コストも割高になり、大手ビール会社との勝負は大変厳しいものでした。そこで地ビール会社ではビールよりも麦芽使用量が少なく、酒税が安い発泡酒の製造に力を入れるようになりました。当然ながら大手メーカーもその開発が行われ、多くの発泡酒が誕生しました。網走ビールでも、これまでのビールのほかに発泡酒の醸造免許を取得し、新製品開発の準備を進めていきました。

網走ビールでは、日本の地ビールとしては珍しい「三釜方式」に、ドイツ伝統の「デコクション方式」を合わせて醸造されています。もろみの煮沸と加熱を行う「デコクション方式」は、釜が2つあれば醸造可能ですが、「三釜方式」は3番目の釜を自由に使えるため、麦芽以外の副原料を加えたインパクト抜群の発泡酒を作ることが可能になっています。

網走ビールの最大の特徴は、地元オホーツク産の様々な副原料を積極的に用いていることです。三釜方式の利点を活かし、従来にはなかったホタテや牛乳など多種多様な副原料を使った発泡酒を醸造することができます。

網走ビールの定番は、目でも舌でも味わえる北海道の四季を表現した珍しいカラービール。 ブルー、ルビーレッド、グリーン、ピンクなど鮮やかな色彩が印象的で、まるでフルーツカクテルのような外観の発泡酒です。

※ カラービールは副原料を加えているので発泡酒の位置づけ。

冬の網走を代表する流氷を仕込み水に使用したオホーツクブルー色の発泡酒「流氷DRAFT」を2008年2月に発売しヒット商品となりました。以降、世界遺産の知床の新緑の季節をイメージした「知床DRAFT」、網走産の麦芽を100%使用した「ABASHIRIプレミアムビール」、網走監獄をイメージしたスタウト「監極の黒」、網走産さくらんぼを使用した「桜桃の雫」を発表。2016年3月には網走産秋播小麦「きたほなみ」を使用した「ABASHIRI White Ale」を発表しました。

地ビールブームが去った後、他会社が次々閉鎖しましたが、網走ビールも一度閉鎖が考えられていました。ちょうどそのタイミングで現在経営権を持っているタカハシグループが事業を譲り受けたという流れがあります。タカハシグループに属する前は、ホタテや牛乳といった原料を使った商品も販売していました。それから昆布、じゃがいも、人参など、様々な副原料を使った発泡酒も作っていました。

YAKINIKU網走ビール館

「YAKINIKU網走ビール館」は、様々なビールとバラエティに富んだ焼肉が一緒に味わえるお店です。

1階は洗練されたニューヨークテイストのテーブル席、2階はスタイリッシュな和風スタイルの掘りごたつ式。どちらも優しく暖かい光に囲まれた店内です。また、お店の横には網走川が流れており、夕日や街灯に照らされる網走川は季節によっても様々な顔になり、そんな贅沢なロケーションで、ゆっくりとくつろげる席が多数用意されています。

流氷ドラフト

網走の冬の風物詩「流氷」を仕込み水に使用した流氷ドラフトは、オホーツク海をイメージした「オホーツクブルー」をコンセプトに、クチナシから採れる天然の色素で色付けした澄み切ったブルーが印象的です。青いビールは海の青色、白い泡はオホーツク海に浮かぶ流氷を表現しています。また、ビールの苦手な方でも飲めるように苦味を抑えてすっきりとした味わいになっています。

ABASHIRIゴールデンエール

サッポロビール・東京農業大学の協力を得て作られた、網走産ポップと麦芽を100%使用したプレミアムビールです。一部に自家焙煎された麦芽を使用することでより旨みを引き出し、苦味・香り・甘みのバランスがとれたビールになっています。

すっきりとした口当たりのなかに麦芽本来の旨味とほのかな甘みを感じられます。ホップは穏やかな香りと、柑橘系の果皮を思わせる爽やかな苦味が特徴的な品種を使用。 製法はクラフトビールの本場であるイギリスやアメリカで広く用いられている「ステップインフュージョン」方式を採用。 シンプルでありながら癖になる味わいです。

ABASHIRIホワイトエール

網走産の小麦「きたほなみ」を使用した発泡酒です。白ビールのまろやかな飲み口と、オレンジピールとコリアンダーシードの華やかでスパイシーな風味が楽しめます。

知床ドラフト

世界自然遺産として登録されている知床の新緑の季節のイメージをクリアーなグリーンで表現しました。 また、ホップの香りを抑えて新緑の香りを付与させた今までにないスタイルの発泡酒です。

新緑の季節に似合うさわやかな「香り」にこだわり、あえてホップの使用量は控えめにして、数ある香気成分の中からこの発泡酒に合う香りを選んでいます。透明感と深みのある色は、クチナシの花から抽出された天然色素です。

桜桃の雫

2015年4月に発売したチェリービア「桜桃の雫」は、網走産さくらんぼを使用した発泡酒です。オホーツク海からの風を受けて育った力強い香りと甘み、豊かな味わいが特徴のさくらんぼを原材料に使用することで、フルーティーな甘みと香りを楽しむことができます。

監極の黒

網走監獄をイメージして醸造した黒ビール。厳選された5種類の麦芽を使用し、香味豊かで上質なスタウトに仕上がりました。深いコク、まろやかな味わいとカラメル麦芽の香ばしさが口の中に広がります。熟成期間を延ばす事で、よりコクのある味わいとなりました。

オホーツク流氷塩レモン

レモン果汁の酸味とオホーツクの塩が効いた衝撃の塩レモン! さっぱりとした飲み口と、爽快な味わいが特徴的。【ノーマル】と酸味を強くした【なまらすっぱー】の2種類。 ネット販売限定・数量限定販売商品です。

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