ドコモとメルカリ、メルペイが提携
2020年5月(予定)に「dアカウント」と「メルカリID」が連携することにより、「メルカリ」での取引1回につき、取引額100円(税込)ごとに1ポイントのdポイントが貯まり、1ポイントを1円としても利用可能になる。
スマホ決済事業の連携では、「メルペイ」ウォレットと「d払い」のウォレットの電子マネー残高およびポイント残高の連携、各社のサービスにおけるポイントのシームレスな利用の実現を目指す。両社の決済サービス加盟店の共通化や共同での営業推進を、2020年夏頃から行う。
また、現在一部のドコモショップで実施している「メルカリ教室」や「メルカリ」の梱包・配送サポートの全国展開も視野に入れているという。
今回の提携を記念して、2020年2月4日~2020年2月24日まで、「メルカリでd払いを使うと+10%還元キャンペーン」を実施。2月の「毎週おトクなd曜日」と組み合わせることにより、「メルカリ」での購入で「d払い」を利用すると、通常のポイントに加えて、購入金額の最大20%分のdポイントが還元される。さらにキャンペーン期間中は、「メルカリ」での「d払い」決済1回につき、決済手数料(1回100円)分のdポイント(期間・用途限定)を進呈する。
メルカリ、メルペイ、ドコモのこれまでの歩み
- メルカリ
メルカリは、2013年7月からフリマアプリ「メルカリ」の提供を開始した。 - メルペイ
メルペイは、「メルカリ」アプリで利用できるスマホ決済サービス「メルペイ」を2019年2月から展開している。非接触決済サービス「iD」、コード決済の両方に対応しており、全国の実店舗およびECサイトで利用することが可能。また、「メルペイスマート払い」を利用することで、事前の銀行チャージ無し(チャージレス)で、商品購入代金を翌月にまとめて支払うことができるなど、独自のサービスも展開している。
- ドコモ
ドコモは、2018年4月から「d払い」アプリの提供を開始し、ウォレット機能やミニアプリ、コード決済に加え「iD」をかざす決済手段を追加するなど、便利でお得な機能の拡充を行っている。メルカリとドコモは、2015年4月のキャリア決済のパートナーシップに始まり、2019年4月には「メルカリ」で売れたモノが梱包・発送できる「つつメルすぽっと」のドコモショップ内への設置や、同年10月には「メルカリ教室」を共同開催するなど、これまでも多くの取り組みを重ねてきた。
まとめ
今回の業務提携により、これらの取り組みを拡大するとともに、両社IDの連携によりメルカリ、メルペイ、ドコモの3社で国内最大規模の顧客基盤を保有するアライアンスを構築し、さまざまなサービスを提供することが可能となる。
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